先生にキス〈4〉
「………んっ…」
雪が舞い続ける静かな公園に声が漏れる。
先生は角度を変えながら、何度もキスをするから、私は息継ぎが上手くいかない。
溶けてしまいそうな先生のキスの波に、ここが公園だなんてことを忘れてしまうくらいだった。
ようやく先生が唇を離してくれた時には、体が火照るように熱くなっていて、私は肩で息をしていた。
「久しぶりだよな…。キスも…。」
先生は前髪を掻き上げて、おでこに優しくキスを落とした。