存在理由を失った日
あのときのあたしはまだ中学1年生で、先輩にビクビクして過ごしてた。


今思えば、それでもずっと楽しかった。


あたしは、話すことが苦手で、ずっと黙ってて、


『友達』なんていなくて。


けど、あなたはあたしに笑いかけてくれたよね。


「あたし相馬唯!よろしく☆」


「えっと、、井上瑠璃。よろしく!」



そのときは、少し戸惑ったけどすごく嬉しかったんだよ。


あたしたちが仲良くなるのに時間はそんなかからなかったよね。


そして、唯のともだちの悠ちゃんや真菜ちゃんとも仲良くなることができた。


あの時、わたしは脱皮したかのように明るくなれたの。


あの事件が起きるまで・・・。


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