一番の笑顔

玄関の方から鍵の開く音がした。


「やべっ!母さん帰ってきた!兄ちゃんもよろしくね。」


幸平は母が帰って来た事に気づき急いで布団の中に潜り込んだ。


「おかえり。幸平帰って来てるよ。具合悪いんだってさ。さっき薬飲ませといたから。」


蓮の言っている事に私は笑いそうになってしまった。
蓮の部屋のドアが開きお母さんが入って来た。


「幸平っ!先生に何も言わないで帰って来たんじゃないでしょうね?って、あら。可愛い女の子ね。」


蓮のお母さんは私を見て言った。


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