ハニー*スパイス
目が合ってるわけじゃないんだけど、真剣なまなざしで見つめられているのを感じる。
なんだろう……。
一方的に見られてるのって、すごく恥ずかしい。
静かな部屋に、紙に滑らせる木炭の音が響く。
時間の経過がよくわからない。
クラクラしてくる。
窒息しそう……。
「ちょっと休憩」
岳さんのその言葉に、脱力する。
ハァ……と大きく息を吐き出して、吸い込む。
ようやくまともに呼吸できたような気がした。