俺様甘甘王子様





 『てか…騙されるほうが悪いんじゃね?』

 「なッ…!!!」


 あたしは、また拳を向ける。



 
 片岡先輩は間違ってる。

 絶対に。

 間違ってるよ。



 
 『雅ッッダメッッ!!!!』


 
 親友の声が響いた。

 

 「あ…さ…みん…」


 
 廊下に立っている…あさみんの姿が目に入る。



 
 『ダメだよ!』

 「なんで?!
  あさみん…騙されたんだよ!!」

 『大和先輩の言うとおり…
  私が騙されたから、悪いの』

 
 
 違う。

 違うよ。


 あさみん…

 絶対に違うよ。



 自分を責めないで。








 
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