俺様甘甘王子様






 
 ボフッと音をたて

 飛びついた。



 外の寒さが、伝わる。




 『雅、雪すごいぞ?』


 
 お父さんは、そう言って、

 窓のカーテンを開けた。



 「うわぁ!!!
  雪だ雪だぁ!!!」

 『ホワイトクリスマスね?』

 『あぁ…』



 幸せだった。

 なにもかもが。



 あたたかくて

 あたたかくて

 
 居心地は…よすぎて…。






 
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