俺様甘甘王子様





 もうちょっと

 素直になれよ。



 って俺はいつも思ってた。



 
 駅前に行く時

 思ったんだ。



 手つないでもいんじゃね?

 ってさ。


 軽く思った。

 いや…自分が

 つなぎたいと思ってしまった。


 彼女の手に…触れたい。



 理性ってヤツ?



 だから

 触れた。

 手を繋いだ。


 
 そしたら雅は…

 顔をリンゴみたいに真っ赤にした。





 
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