俺様甘甘王子様





 彼の瞳に吸い込まれそうになる。

 



 あたしの顔は急激に赤くなって

 熱くなる。



 『おーい?』



 龍の手は

 そっと

 あたしの赤い頬に

 触れた。



 その瞬間

 
 
 カッ!とまたさらに

 赤くなるのがわかった。


 
 熱い

 熱い

 熱い。



 頬が…

 龍に触れられた頬が

 熱すぎる。



 あたしは何もしゃべらず

 龍を見つめた。





 
< 439 / 506 >

この作品をシェア

pagetop