俺様甘甘王子様






 「なッ!!…ん?!」

 

 やさしく

 触れる。



 彼の唇。


 
 久々に

 感じた

 この感触。



 柔らかく

 あたたかい。



 そして

 ゆっくりと離れる。




 『これでチャラ』

 「最ッ低!!!」

 『もっかいするよ?』

 「バカ、アホ!!!」


 ドゴッ


 あたしは、いつのまにか

 彼の腹に一発

 蹴りを入れていた。




 
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