萌えきゅん彼氏




「…ハァッハァッ……!」


言われるがままに駐車場まで走って行くと


一番はじっこにあった黒い車の影に人影が見えた。


「……?」


俺はゆっくりその人影に近付いた。


「……キャッ!!誰かッ!」


すると車の影から女の悲鳴のような声が聞こえて慌てて駆け寄ると


「あや!!」


少しだけ胸元のボタンが外れて横になっている綾香とその上に跨る男。


そう、流治という男は俺に気付くと振り返った。


「あら、残念。彼氏くん来ちゃった☆」


ニヤりと不気味な笑みを溢すとまた綾香に目を向けた。


「綾香、泣いてるの?」


流治は首を傾げた。


俺は綾香を見下ろすと綾香は俺達に顔を背けて肩を震わせて泣いていた。


「…ヒクッ…グスッ…バカっ…」



…綾香…




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