櫻吹雪

向日葵




“Hi,Himawari.
Are you happy?”


…Yes,I am

But

…Why me…





何を大切にすればいいのかさえ分からない。


“田口家”



「まあ雅也凄い!」

「今回のテストも全部満点か!」



久々に家に帰ってみれば下からこんな会話が聞こえる。


中学受験に失敗した俺を見てくれる人なんていなかった。



あの夜…

アイツらと出逢うまでは…





『お前の力は
より多くの人を守れんだよ!!!!』

『太陽にちかい
向日葵みたいだね』





俺は何のために生きてるんだ。




────────……
PM 00:00



弥「はぁ!?
ヒマサボリかよ!」



マツリはいつも通りに端っこで勉強。

ストールと源と剛とサキと話していた時。



サ「ヒマ何だかんだで休みはなかったのにね」


ス「…ん、まあ…

ヒマにも色々あるのかもねー…」

源「よしっ!!
一丁カラオケにでも誘ってみるか!」

剛「…それは違うだろ…」



ヒマは昔から

しっかりしてそうで繊細な部分あるからなぁ…



なんか悩んじゃったりしてんじゃ…。



マ「……やべぇ!!!!」



ビクッ!!

源「な、なんだよマツリくん!?;;」

剛「……(ドクンドクン)」

サ「…ビビったぁ…」

ス「どーしたの?」




マ「…なんだこりゃ…

さっぱり分かんねぇ…


…おいヒマは?まだか?」



弥「…さぼるって
サキの携帯にメール入ったらしいよ。」



マ「…は?
んだとアイツ!(怒)」


源「…マツリくん…?;;」

剛「…今日は何か…変だな…」




ボリボリ…


マ「…ちくしょう
何やってやがんだよ……」



弥「…………、」




ヒマがいないと

アタシの空いた穴が塞がらない…
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