LOVE電波発信中
~その夜~

「ふぅ。」

お風呂から上がり、私はケータイをいじっていた。

すると…‥

ヴーッ、ヴーッ、

ケータイが、手の上で振るえた。

誰???

ケータイ番号しか表示されていなかった。

「今度は、何ーっ??」

怖かったけれど、何となく出てみようかと思った。

どうせ、知り合いでしょ。

軽い気持ちで、通話ボタンを押そうとした時。

……──ヴッ。

バイブが、ピタっと鳴りやんだ。
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