彼とあたしの秘密の事情

俺がわかなちゃんを抱きしめていた
手を離すと、わかなちゃんは
立って俺の前にたった。



・・・
もしかして怒らせちゃった!?




そんな不安とはうらはらに・・・



『凌さん、あたしも会いたかった』



そう、言ったわかなちゃんの
目には大粒の涙がたまっていた・・・



俺はそんなわかなちゃんが愛おしくて
また強く抱きしめた。




「絶対にもう、わかなを
 悲しませないから・・・

 わかなは俺が絶対守るから」

このとき俺は決めたんだ・・

この子を・・・・

わかなを守るのは俺なんだ


誰にどんなことをされたって
絶対にわかなは俺が守る



大切な人・・・

それがわかなである限り







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