彼とあたしの秘密の事情

俺は、記者達に反論をすることが
できなかった。



本当は、
『彼女は何も悪くありません。
 悪いのはすべて、俺です。』


そう言うつもりだった、



でも・・・


実際はそんなこと言える
状況じゃなかった。




予想以上に記者がいた


俺と林さんを囲むように・・・




俺は少しこの状況を甘く見ていた
のかもしれない・・・



この少しが彼女を悪い方向へと・・












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