いつまでも

翼の秘密



『つばさ、いつまで寝てるの?』

『ん....?』

『ん?じゃないわよ、早く起きないと学校
に遅刻しちゃうわよ。』

あ、学校か...

『ったくうっさいな、言われなくっても分かってますよーだ』

『な、まったく親の苦労も知らないで!この子は生意気なんだから誰に似たのかしら...
ま、あたしじゃないわね^^』


多分俺はあんたに似たんだよ。。。


『あ、もうこんな時間!母さん先仕事行くから、ご飯は机の上!じゃ後よろしくね~♪』

『へ~い、いってらっしゃ~い』



俺と母親はマンションで2人暮し、父親は居ない。

居るけど、俺はあんな奴父親なんて思ってないから
だから俺に父親は居ないんだ....

『あ~あ、学校行くのか;』

なんで、学校に行くのがいやそうなのかって?
そりゃあ、まあ
あとで分かるさ...




『さ、じゃあ行くかなあ。』


髪を整え、靴を履きおえた
俺は勢い良く玄関を開けた。





< 12 / 93 >

この作品をシェア

pagetop