ごめんね、ありがとう…先生
「はい。終わり」
「ありがとうございました」


紗依は立ち上がり、グランドに戻ろうした。



「次からは気をつけろよ。傷、残るかもしれないから」
「は、はい」






生徒を気にするのは当たり前のこと。けれど、伊能先生のことが好きな紗依にとってそんな些細なことも気になってしまう。










ごめんね、先生…。









私、やっぱり……




先生が好き。




周りがなんと言おうと先生のことが好きなんだ――













紗依はこの時、先生に対して恋心を抱いていることに気がついた。

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