ごめんね、ありがとう…先生
第4章 事件
月日は過ぎ、沙依は2年生になっていた。
2年次も鈴奈と義樹は同じクラスになり、担任も変わらず渡部先生。


沙依は相変わらず、拓哉に思いを寄せていた。ただ、一つ変わったことがある。それは…




「2年生になっても相変わらず仲良いね」
「当たり前だよ。ねぇ、義樹」






















鈴奈と義樹が付き合うようになったこと。


「沙依ー。おはよー」
「おはよ。勇樹」
「お前さ、鈴奈に会うために先に行くなよ」
「別にいいだろが」



佐野 勇樹。
 1年次の時に体育のみ合同で行ったクラスの一人で、陸上部。2年次は同じクラスになった。

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