ごめんね、ありがとう…先生
第5章 拓哉side
拓哉は沙依に対し、生徒以上の気持ちを持っている――






   いや……








持とうしている。









けれど、気付こうとはしない。






それは、沙依に対する優しさなのかもしれない――

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