夕空に溶ける恋
双葉の気持ち

バタバタバタ…

家の廊下を足早に歩く音が響く。

「おにぃー!学校遅刻するよー!」

せかす妹の声。

「わーってるよ!」

それに答える俺。

俺は沢田啓太。

普通の高校生。

ガチャッ

玄関を開けると同時に

「気をつけてね!行ってらっしゃい」

と母さんが声をかける。
普通な日々。

普通な朝。

普通な家族。

< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop