転校生は王子様♂
第4章

過去



この話は、私が保育園に入園する4歳のときから始まる。




保育園、それは私が他の同い年くらいの子たちと触れ合うはじめての場所だった。




あ、私が覚えている範囲での話。
さすがに、公園デビュー当時のことは覚えてない。




といっても、母は仕事で忙しく(たぶん、父も)、いつも祖父母の家に預けられていた私。もしかしたら、私は公園デビューもしてないのかもしれない。





そんな、周りに身内、それも高齢者な人たちばかりだったせいか、私は人見知りする精確になっていたようだ。





入園当時は、自分から話しかけることができなかった。




だけど、話しかけてくれるような子もたくさんいて、私は戸惑いながらも、集団の輪に加わった。





そうして、ようやく溶け込み始めたかと思い始めた時に、いじめが始まったのだ。






最初は、リーダー格の女の子達から、皆で遊ぶような、鬼ごっことか遊具遊びなどに入れてもらえないところから。




「わたしも、・・・いれて??」




「いやだ。」



この会話を何度繰り返したことだろう。







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