転校生は王子様♂
もう、人間不信になりそうな毎日の連続。
怖くて怖くて。
なんで、私って生きれるんだろう??って何度も考えた。
私が、生きている意味なんてあるの?
誰が、私を必要としてくれるの??
私が死んだほうが地球のためになるんじゃないのかって。
でも、いくら死のうとしても私は死ねなかった。
死ぬことが、なんかとっても怖かったんだ。
意気地なしだし、情けないなとか思いながら・・・。
だから、私はいつもお願いしてた。
「神様、どうかお願いです。
私を殺してください。
それで、その私の余った命は他の人たちに分てあげてください。」
というふうに。
枕をびちょびちょに濡らしながら。
そして、訪れた卒業式。
私は、どの小学6年生よりも満面の笑みだったことだったろう。
みんなが涙でいっぱいのときに私は、さぞうれしそうな顔。
たぶん、周りにいた親や先生たちは、不思議でしょうがなかっただろう。
でも、私にとっては、あり得ないほどうれしかった。
やっと、こんないじめから逃れられる。
でも、私の考えが甘かったことに中学生になって痛感するのだ。