涙にKISSして
「みなさん、こんにちは。
新入生代表の大河原 秋人です」
新入生代表…あたしが会いたかった人。
あたしと彼…秋ちゃんは、
――…幼なじみだ。
「――――です。
…では、只今からプラチナに選ばれた女性をご紹介いたします。」
と言った途端、女の子達が一斉に騒ぎ出した。
…あたしは騒ぎ出す女の子達の会話なんて、まったく耳に入ってこなかった。
それほど、秋ちゃんとの再会に戸惑っていた――…。
会いたかったのだけれども、あたしは秋ちゃんとの約束を破ってしまったから…。