北千住奇想曲

2

翌日の日曜日。
何もせずに家にこもっていた。
自己嫌悪。
ひたすら嫌悪するだけの無為な1日。


別に浮気ではない。
そんな風に割り切る事はできなかった。

ぼくの気持ちは自分がよくわかっていたから。
恐らくは千夏もそれを感じ始めていただろうから。


月曜日はそんな重苦しい気持ちのままに出社した。
明らかに様子がおかしかったせいだろう、アサミさんが珍しく業務時間中に心配して声を掛けてきた。

「ヤマダさん、顔色が悪いですよ。大丈夫ですか?」

仕事モードの極めて落ち着いた声ではあったが。

「うん。大丈夫!」

空元気で返事をするとそれ以上は何も言わずにパソコンのディスプレイに向き直り仕事を再開した。

しかし、時よりアサミさんはぼくの方をちらちらと見ているのを感じた。

しばらくすると、パソコンのディスプレイ上にメッセージが表示された。

アサミさんだ。
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