不良学校~かかって来い!~Ⅱ
~~~~~回想~~~~~

「チッ雑魚共がっ」

僕はその時荒れていた
そして人通りが少ない所に来たんだ

ドンッ

僕の肩が当たった

「何してんだよ?あ゛ぁ゛?」

「お前こそ何なんだよっ!」

そして僕達は喧嘩になった
勿論僕が勝ったケド
そしたら建物に隠れてた奴が
僕の背後に回ったんだ
当然僕は気づかなかった
気づいた時は遅かった

パンッ

殴られるのを覚悟していたのに
痛みがこないからびっくりして
顔を上げた
そこには一人の女の子が
左手で男の手を受け止めていたんだ
僕と男が唖然としている中
女の子は男に蹴りを入れた
男は一発で倒れた

「大丈夫?」

「あっあぁありがと」

「いいよ雑魚相手に」

「君、名前は?」

「私?私は・・・・茶蝶かな」

「茶蝶?あのsilverの?!」

「そうだよ」

茶蝶の顔は闇で見えなかった
でも僕は綺麗だと思った

「荒れ狂ったら終わりだよ
自分を調節した方がいいよ」

「何で分かるの?」

「目を見たら分かるよ
あなたなら戻れるよ」

「・・・努力するよ」

「フフじゃぁね」

そう言って茶蝶は闇へ消えた



だから僕は茶蝶のおかげで
今の僕が居るんだ


~~~~~回想終わり~~~~~
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