空を見上げる
私たちはジェットコースターに乗るために、列の最後尾に並んだ。
「さっきはごめんね(汗)」
「大丈夫だけど、ちゃんと前見て歩けよ(笑)?」
「はぁーい…」
「美奈はそそっかしいからなぁ…ほら。」
そう言って空くんは私に手を差し出してきた。
「…え?」
「だからぁ〜…手だよ!!手繋がなきゃ危ないだろ?」
そう言っている空くんの顔がみるみるうちに赤くなっていく。
「…ありがと!」
空くんの手はすごくあたたかかった。