空を見上げる


今日は夜空が涙が出るほど綺麗で…


空くん…あなたは今、何を思っていますか?


同じ空を眺めていますか?


眠りにつく前、空くんからまた着信がきた。


出ないと決めていた私。


でも、声がききたかった。


あれだけ出ないと決めていたのに、ついつい出てしまった。


「もしもし…」


『あっ美奈…やっと出てくれた…』


「…用件は?」


『あっ…今日話したかったこと、美奈最後まで聞いてくれなかったじゃん?』


「…ごめん。」


『それはいいんだけどさ…今日話したかったこと、勝手だけど手紙に書いて、美奈の家のポストに入れといたから。だから、気が向いたら見て!』


「うん…わかった。」


『じゃあ…夜遅くにごめんな…来週の日曜日…忘れるなよ!予定はあとでメールするから!そんじゃあおやすみ!』


「うん。おやすみ…」
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