空を見上げる
お通夜など行われ、すぐに空くんは灰になった。
そして空へと旅立ってしまった。
友達には、何度も「がんばれ。元気だして」と言われた。
でも、今の私には、なんの慰めにもならなかった。
「がんばれ。」なんと言われても、これ以上なにを頑張ればいいの?と思った。
とにかく、もっと…
もっと自分を責めてほしかった。
私が立ち直れなくなるくらいに責めてほしかった。
空くんを殺したのは私。
そう思い込んでいた。