あいらぶゆー2
「そうなんだ。知らなかった…。そっかそっか。今、彼女いないんだ。


…ねぇ、優羽吾くんはもうこっちに戻って来る気はないの?」


みうは、不安そうにオレに視線を向ける。


そりゃ…戻りたい時もあるけど


爺ちゃんの事も気になるし、何より、生活の基盤となる作物の世話や…毎年オレのパインやマンゴーを楽しみにしてくれてる人がいるから…。


やっぱり戻れない…かな。


「そう…だなぁ。今ん所、戻るつもりはないよ。みうは?愛斗とうまくいってる?」


瞬間、みうがフォークをテーブルの上に落とす。


すごい慌てよう…。

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