あいらぶゆー2
朱兎が…


仕事上での私の名前を、七海にしようって言い出した。


私は別に…


亜沙美のままで良かったんだ。


七海になったら…


本当の私が…


どんどん消えていくような気がした。


私生活にも、ウソの生活の中にも…どこにも生きていない私。


誰も…助けてはくれないけど


誰かに手を差し伸べて欲しかった。

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