あいらぶゆー2
「亜沙美~、まだそこにいたのか?」


振り向けば、お兄ちゃんが満面の笑みで私の方へ向かって来ていた。


「お兄ちゃんこそ…。知り合いにお土産配り終わった?」


「あぁ。あ…、そーだ亜沙美。夕飯に使うモズク味見してみるか?」


「え~!いいよぉ。モズク苦手…。タレが酸っぱいし」


「こっちのモズクは亜沙美が想像してるのと違うんだけどな。…ま、後で天ぷらにするから食べてみな」


て…天ぷら?モズクを?


へぇ…。


お兄ちゃんは携帯を開き時間を確認する。


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