あいらぶゆー2
「…亜沙美」


「なーに?」


愛斗は私の横に腰を下ろすと、手で顔を覆う。


「優羽吾…オレのコト、何か言ってた?」


「え?別に…」


お兄ちゃんに愛斗が好きなコトはバレちゃったけど、あれから愛斗の話は出ていない。


「ねぇ、このベッドふかふかだよ。ふふっ」


ゴロンと転がり、愛斗を見る。


「そりゃいーベッドじゃねぇの?旅行代もかなりいいお値段したし…」


「ふ~ん。やっぱりスイートなんだねぇ、ここ。愛斗寂しくない?こんな広くて甘い部屋で一人なんて」


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