あいらぶゆー2
「オイ、何ふてくされてんの?」


愛斗は面白がって、ふくれかけた私のほっぺをつつく。


「ふてくされてなんか…」


「そぉか?」


ドキン。


優しく目を細める愛斗の表情が、私の胸を締め付ける。


…今って


チャンスだよね?


愛斗は私の事…子供扱いするし、


一回断られたけど…。


私はドキドキしながら、手を愛斗の胸元に伸ばす。


「…ねぇ。この水着、似合ってる?」


「は?あぁ、まあいいんじゃねーの?」


愛斗は私の変化にちょっと気付いた感じで、少し眉をひそめる。


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