あいらぶゆー2
すごくバカなコトだって分かってる。


こんなコトしたって彼は手に入らないし


私が…傷付くだけ。


それでも…私、愛斗が
欲しいよ。





愛斗はベッドに腰掛け黙ったまま。


どうしたらいいか分からず私もベッドから起き上がる。


愛斗は顔を上げると、黙ってベッドに上がった。


「…愛斗?」


壁を背にして座ると、私の方を真っ直ぐ見る。


激しく胸が高鳴った。


…いつもと、違う眼差し。


期待と不安で身が強張った。


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