あいらぶゆー2
いつか…


沖に流された記憶が蘇る。







もう、死んじゃうんじゃないか


もう、お母さんやお兄ちゃんと会えなくなるんじゃないかって


…すごく怖かった。







考えたら、一瞬意識が飛んだ…。


あ…


違う。






私、また溺れてる?






沈むにつれ、温度の下がっていく水の感覚が肌を刺す。





私…まだ死にたくないよ。


全部中途半端。


いつも、現実から目を背けてた。


諦めきれない事だらけなの…。


こんなに悔い残したまま、


嫌だよ。








< 470 / 582 >

この作品をシェア

pagetop