あいらぶゆー2
突然飛んできた膝ゲリを…避ける隙もなくマトモに受けた。


「…ぐぅっ、テメー」


「愛斗?問答無用!私に逆らったら、アンタの明日は…ないからね」


怒らせると、すぐコレだ。


ハイハイわかりましたよぉ?


でも、亜沙美…次第だよな。


あんな風に傷つけたからには、オレのそばには、もういたくねーだろうし。


亜沙美は立ち上がり、すごい剣幕で母親につかみかかる。


「お母さん、勝手な事言わないでよ…」


「…勝手?亜沙美の方が勝手じゃない。お母さんを裏切り続けて…。

実を言うとね、今の学校からも自主退学して下さいって連絡が来てるのよ。

結婚でもすれば格好つくでしょ?もう…辞めていいわよ、あんな学校」



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