その男☆ナルシストにつき!!
…って、もうすぐ夕方になっちゃうし。


どうしよう。


変装して出て行く?


う~ん。


「よし!!」


気合を入れると、準備してマンションを出た。


「宮元さん。」


「なんですか?」


普通に対応。


「ここって、マキのマンションだよね。」


「はい。それがなにか?」


「いつマンションに入ったんですか?」


きたきた!!


「お互いの両親が心配だからって、同じマンションに住んでるんです。」


よし!!


台本通り。


「そうですか。」


「亀本さんこそ、こんな所で何してるんですか?マキなら朝から武道館ですよ?」


「そうか。まあ、宮元さんでも確認できればいいよ。」


「確認ですか?」


何を今度は見せる気?


「ずっと気になってたんだ。この間から。」


この間?


なにかマキにあったかな?

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