その男☆ナルシストにつき!!
再会はスキャンダル?
猫の死体を送り返して3日。


あれから何も送られてこない。


やっぱり、七瀬の仕業だったか…。


まったく、そんな暇があるんだったら、芸のひとつでも磨いとけっていうのよ。


「さて、今日は佐井は休みか。」


ってことは、佐井の担当してるブログのコメントチェックでもするか。


担当してるファンクラブと個人ホムペのリストがあったはず…。


佐井のデスクの上を漁ってた。


「宮元さん居ます?」


どこかで聞いたことのある声。


「はい?」


ふっと顔を上げた。


はっ!!


なんで城金兄が来るわけ!?


アメリカに行ったんじゃないの?


「ちょっといいかな?」


廊下を指差した。


なんの用事があるわけ?


この間の週刊誌の件?


「黒崎さんが旦那さんだと大変だね。」


ボソっとヤナちゃんがつぶやいた。


ああ~、そっちに思うよね。


「ま…まあね。」


引きつりながら笑って答えた。


周りが黒崎絡みと思ってるし、変に勘ぐられたくないから。


気持ち的には、関わりたくないんだけど…。


城金兄の後を追うように廊下に出た。

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