王子様はイジワル転校生!

気付いたキモチ

あの日以来、彼を……工藤君を目で追ってる私が居る。


雑誌発売日の前日の夜はまた何か言いだすんじゃと思って、ビクビクして眠れなかったけど、


学校へ行くと至って普通で起こせって言うし、ニヤッと笑って私をムカムカさせた。


しばらくは、工藤君との事で他のクラスの女の子何人かに付き合ってるの?って聞かれたけど、


付き合ってない・ってはっきり答えるとホッとした顔をして戻って行った。


そこで改めて実感したんだ。


工藤君はモテる・って。


あの日から2週間過ぎたけど、“ルー”って呼ばれるだけで少しドキッとする私が居る。


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