恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
「そういえば、あの電話誰だったの?」
「姉だよ」
「お姉さん?」
「うん。佐倉咲子、大学2年で咲姉って呼んでる」
「良かった……」
「安心した?」
「うん」






「咲姉はネックレスを集めるのが大好きで、期間限定のネックレスを頼んできたんだよ。で、それが気に入って聖佳にもあげてるって訳」
「うん。うん……ありがとう」






聖佳は安心したのか、泣き出した。










「な、泣くなよ」
「ご、ごめんね」


地上に着く少し前までずっと泣き続けていた。


「もう、着くから涙拭いて」
「うん。ありがとう。大切にするね」


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