恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
いつしか「裏でなんかやってるんじゃないのか」という悪いウワサが流れ始めた。






悩んだ末、聖佳は祐希に相談することに。


「本当の事言った方がいいんじゃない?」
「そうかもしれないね」








祐希の助言もあり、次の日の朝、聖佳は先輩逹の前で説明した。






『テニススクールで裕太に教えてもらったこと』『実力で県大会の切符を手にし、決していんちきして手にしたんじゃないこと』を先輩達の前で言った。






そして朝練が終わり。




「どうだった?」
「うん。先輩達がそれを信じるかはわからないけどきちんと言ったよ」
「そう。じゃあ、信じてくれてることを祈るしかないね」
「うん」



そう。祈ることしかできない。


そして、何よりも大会で良い成績を出せばそんな噂はなくなるだろうと考えた。


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