恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

職場見学

見学には学校からバスで行く。見学先の学校に着くまでは自由だ。


だから、大抵の子は周りと話をしている。


「昨日のドラマ見た?」
「みたみた。泣けたよねー」


なんて会話も飛び回ってる。



「何読んでるの?」
「これ?」



聖佳が読んでいた本は障がい児との触れ合い方について書いてある本だった。




「…こんなの役に立たないよ」
と言って自分の鞄の中にしまった。
「あ。返してよ」
「これは終わるまで僕が持ってる」
「…わかった」




それから先、会話はなかった。
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