恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

特別支援学級

教室の近く来たとき、騒がしい声が聞こえた。





(こんこん)



「野木先生。今大丈夫ですか?」
「あ、狭山(さやま)先生。大丈夫と言うか、助けて下さいよー」
「やっぱり…。あなた達も来て」
「「「あ、はい」」」
「えっ、誰かいるの?」
「高校の見学者の人達ですよ。聞いてないんですか?」
「そういやそうだった気が…。でも、もうそんな時間?」
「そんな時間って。もう1時間目始まってますよ」

「うそ!?正樹君と彩花ちゃんを普通学級に行かせないと」
「えっ!?まだ行ってなかったですか?田中先生怒ってますよ。きっと」
「わかってますよー。えっと今日は2人共体育館だよな…。着替えは済ましてるから、これ持って…。ごめん、悪いんだけどこの子達体育館に連れて行ってくれる?」
「はい。わかりました」




「じゃあ、松瀬さんと佐倉君は2人を体育館に連れてって。加山さんは私達を手伝って」
「「「わかりました」」」


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