ずっと 一緒に [短編]
解放された安堵感とは別の感情が私の心を支配している





本当のさよならに





少し淋しさを感じる私がいた





タケルという存在を象徴していた体のアザが





ひとつ





またひとつと





徐々に薄くなっていく





でも・・・





腕に二つ並ぶこのしるしだけは





一生消えない





これからも





これを見るたび





タケルの存在を確かなものにする





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