シークレットダイヤル☆

目が点

藤本は真ちゃんにぺコっと会釈した。

それなのに真ちゃんは


「お前っそのTシャツ
まこのとちゃうんけ?」


「あっ!借りました。」


「昨日もどうしたらお前の熱が下がるかって
家に電話してきて
必死だったんだぞ!

いい加減にあいつの気持ちに気づいてやれよ!」


「えっ????」


藤本は唖然!


「真ちゃん何言ってんの

藤本っ!今の気にしないで!バイバイ」


あたしは真ちゃんの手を取り、ダッシュでその場を立ち去った


解散した正門前にはジャージで集まってる生徒が群がってた

そこに白いYシャツに黒のグラサン

尖った靴を履いた
長身のお兄さんが目立たないわけがない

あたし泣きそう…(>_<)

しかも熱を出したのが藤本ってことを
ママにも真ちゃんにも言ってないのに…

何で…(?_?)



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