シークレットダイヤル☆
「これから頑張れる?」


「頑張るしかないです!

あたしにはバスケしかないから…」


涙が…

   涙が…

      (T_T)


大丈夫って自分に言い聞かせても涙が勝手に… 


あっ


アキラ先輩はあたしを
抱きしめた…


    えっ?


    なんで?

    嘘!?


「先輩?」


あたしは動揺しながらも
先輩の手を振りほどいた…


「俺じゃあ元気になれないかっ」

あたしは首を振る…

「先輩…ケイの気持ち知ってますよね?」


   「ああ」


「先輩は憧れだし尊敬してます。

だから今のはなかったことに」


「ごめん」


先輩はあたしを

元気づけようとしてくれたのに…

あたしこそごめんなさい。
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