メイド in LOVE



キィ…バタン


「…どうでしょうか?//」


さっそく命令に従い
メイド服に着替えてきた。


初めて着る服なので
少し手間取ったけど
服は私のサイズにぴったりで
身体にしっくり馴染んだ。


「………………。」


レオンは私を見たまま
無表情で、何も言わない。


…どうしよう
どこか変なのかな?


レオンに声を
掛けようとして迷った


レオンは主人だから
名前を呼び捨てにはできない


何と呼べば良いんだろう?


………………あ、


「…ご主人さま?」


思いついたように
言った私の言葉に


「っ!?///」

レオンはおもいっきり
顔を赤くして驚いた。


初めて見る表情


なんだか見てる私まで
照れてしまいそうだ。



「あ、あの…えっと…そう!
呼び方!…貴方の呼び方を
考えていて…それで…//」


何で言い訳みたいなこと
言ってるのよ?!

私は別に恥ずかしいことを
言ったわけじゃ無いんだから…

けれど、なんだか
とても恥ずかしくて//
うつむきかけたその時……






「…………レオン。」


「へ?」


「俺のことは…名前で呼べ」


「は、はい!…レオン、様」


「む………まぁ、良いか。

何だ?どうした?リザ」


一瞬、不満そうな顔をしたけど
嬉しそうに微笑み
私の頭を撫でてきた。




胸がドキンと高鳴った。





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