With Love
月日は流れ、あたしが5年生に進級すれば、当然魁翔は中学へ入学。


あたしの生活の中には、当たり前のように魁翔がいたから…、


放課のたびに、グランドで遊ぶ魁翔を探しては、淋しさが募るばかりだった。




そして…、優しい魁翔はあたしの気持ちの変化にいつでも一番最初に気づいてくれて、
あたしの登校時間に合わせ、分断の集合場所まで送ってくれてたね。
中学校へは、遠回りになるのに…。





ただ傍にいるだけじゃなくて、もっと…もっと魁翔の近くにいたいって感情が芽生え始めていた。




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