拝啓、僕へ【短編】
君と出会う




その日、夜のこの東京は
イルミネーションで
飾られていて
とても綺麗だった。




でも僕にはそれも
ぼやけて見えた。




だってこれから死ぬ僕には
関係のないことだったから。




どこで死のうか。




僕はそこで気づいた。




そうだ、どこで死ぬか
考えてなかった。
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