*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー

「柏原様は、特別なお方なのよ。いい事?これからは気安く、あのお方に話しかけないで下さるかしら?」


「それは願ったり叶ったりですわ。私もあんな奴と、出来たら話なんてしたくありませんもの。オホホ。」


馬鹿にしたように、お嬢様言葉を真似てみた。


自分で話しても、奥歯にものが挟まったみたいに、浮いた感じが気持ち悪い。


私にセレブな世界は、似合いませんわ。



一瞬ムッとした顔をした取り巻き女は、余裕な顔を作り上げて、腕組みをしたまま私を見て馬鹿にしたように笑いを浮かべて口を開く。


「それにしても・・・無いわね(笑)Aカップ?もしかして、ブラいらず?」


・・・・・・!?


明らかに私の胸を見ながら、満足そうに地雷を踏んだ。


確かに、取り巻き女の胸は、おそらくEカップレベル。


高1で、そのおっぱいって、どんだけ発達してるのよ!?


悲しいかな、私はAカップですけど何か?!


ってゆうか、Aカップでも隙間が・・・って、うっさいわ!


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