*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー

雨に打たれたせいか、少し熱が出ていたのは本当。


それよりも、昨日のショックが大き過ぎて、とても学校へ行く気には、なれなかったんだ・・・。



今日もバイト休んだら、3連続か・・・。


クビかな・・・、それでもいいや、柏原がオーナーの店なんて・・・。


また柏原の事を思い出して、涙腺が緩む。



柏原の嘘つき・・・。


“俺を信じろ”って言ってくれたじゃない。


もう、こんなに好きになっちゃったのに、ずるいよ。



―でも、悪いのは柏原じゃない。


私が、それだけの存在だったって事だよね。


忘れよう・・・忘れるんだ。


こんな私が、恋をしたこと自体、間違いだったんだ。



そんな風に何度も同じ事を繰り返し思っては、また泣いて、いつの間にか眠っていた。


< 248 / 281 >

この作品をシェア

pagetop